2013年5月30日木曜日

Cluedo(クルード 日本語版)

「じっちゃんの名にかけて!」

「真実は一つ!」


今回は古典的な定番。推理ゲームのCluedo(クルード)でございます。

ある大富豪の屋敷に6人の男女が招かれました。
あるスキャンダルを告白するために6人が呼ばれましたが、
この大富豪は真相を激白する前に、殺されてしまいました。

6人の容疑者と6つの凶器

「犯人はこの中にいる!」

というミステリーの定番の状況設定で、
プレイヤーは6人の容疑者になり、
6つの道具から凶器を探し、
9つの場所から犯行現場を
特定することになります。

ちなみに私の持っている最新版のクルード。
説明書には、大富豪が失踪した!
「誰に」「どこで」「何を使って」
脅されて失踪させられたを当てろ!
みたいなことが書いてあります。
みんなの指摘通り、文章がもうアレですよね。



・・・・・えーっと、まぁ、なんか大人の事情なんですかね?
そうはいっても、半世紀以上前に作られた名作ゲームに
変な改変を加えてはいけません。
かつて発売された江戸川コナン版や金田一少年版は、
まだ理解できたけど、これはいけません!


と言うわけで、失踪ルールは興ざめなんで、
「誰が」「どこで」「何を使って」大富豪を殺ったのか?推理しろ!でゲームを進めます。

屋敷がマップになってます
具体的なルール自体はシンプル。
「6人の容疑者、6つの凶器、屋敷の中の9つの現場がそれぞれカードになっていて、その中からランダムに1枚ずつ抜き出してゲームから除外して「今回の事件の真相」を作ります。
残りのカードを全部プレイヤーに配って、ゲームスタート。各プレイヤーは手番になったら『容疑者』『凶器』『現場』を宣言します。手番プレイヤーが宣言したカードを持っているプレイヤーは、その人にカードを見せる。そうやって手番を繰り返していって、最初に真相を当てた人の勝ち。」
(引用元:俺viewさん)

持っていたカードが1枚だろうと、2枚だろうと「持ってる」とだけ宣言して
手札のうち、1枚だけみせればいいというのがポイントになります。

ちなみにプレイヤーがキャラクターの設定を演じ、
ロールプレイングしながら推理を始めるたりすると
屋敷の中は最初からクライマックス状態になります。


今回のゲームメンバーは6人。机、TA、M、N、A、TKです。

まずそれぞれ、犯行現場に移動して適当に推理を始めます。
今回は部屋にあったホワイトボードにそれぞれの推理と結果を書き出していきます。

刑事ドラマみたいな推理結果

その結果、ものすごい勢いで容疑者や凶器とおぼしきものが絞られていきました。

このとき、机は考えました。
3週目はない。これだけ、hitが出まくっているから、あっという間に真実はしぼられる。
しかも手番は2番目だが、「おれは真実に辿り着いたぞ。ふははは!!!」
自信満々で告発を始めました。

結果「アウト!」退場です。
2枚持っていても、1枚だけみせれば良いルールをすっかり失念して痛恨のミスを犯しました。
「じっちゃんの名にかけて真実は一つだ!」と宣言した自信はいったいなんだったのでしょうか?

手番2つ後のAさんも勝負に出ますがアウト。
2週目ラストのTAさんも勝負に出るが、
すでに容疑から消えている道具を凶器と断定する大チョンボで退場。

残りは3人で3週目突入。Tさん、Mさんと推理して、候補がグッと絞り込まれたところで、
Nさんが、告発して勝負を決めました。
私が告発で失敗しなければ、Mさんの手番がもう一度チャンスを得られたわけだから、
結果的に辛抱した方が勝率は高かったわけですね。

そう考えると推理ゲームとはいいながらも、
次の手番まで回ってこないかも・・・的な読みと、
絞られた候補の中でカンを働かせて博打に出る勝負所の判断が、
このゲームの醍醐味になるのではないでしょうか?


2013/05/05、県立青少年センター、6人でプレイ、文・写真:机龍之介




2013年5月12日日曜日

6/9(日)に開催予定

6月9日(日)に山梨ボードゲーム研究会「きゅうらく」を開催します。

みんなでボードゲームを楽しくやろうという企画です。
初心者、未経験者を歓迎。
途中参加、途中退場もOKです。


ゲームは私を含め参加者で持ってこられる人が持ち寄りでお願いします。

場所:山梨県立図書館 交流スペース
時間:正午~15時(103室) 15時~21時(104室)
参加費:部屋代を割り勘でお願いします。学割とかも考慮した設定にします。

国文祭の都合で、場所取りができず、変則的な予約になってしまい申し訳ありませんが、
あたらしくオープンしたばかりの県立図書館を使って楽しんでみましょう。

mixi上でも募集しています。
5日深夜ぐらいまでに計4人以上の参加表明で実施となります。
コメントでもメールでも、ふるって参加表明してください。

実施確定後の当日飛び入り参加も歓迎しています。


※注意点※

県立図書館はご存じのように甲府駅北口にあります。
駐車場は有料になります。
ご面倒ですが、乗り合わせや電車なども考えてみてください。

図書館の駐車場の料金は
 ○一般車 30分 150円 
 ※図書館を利用される方は、利用開始から1時間以内は無料です。

割高な設定になっています。

下記のリンク先のコインパーキングなど、
付近には1日最大700円などのところもあるので、
合わせて参考にしてください。

甲府駅北口周辺の駐車場検索結果はこちら。

それではよろしくお願いします。

2013年5月7日火曜日

「TAKENOKO」(タケノコ 日本語版)

今回は「TAKENOKO」(タケノコ 日本語版)を簡単に紹介しつつ、感想戦です。

庭師(日本人)

 物語は「中世に日本のミカドに中国からパンダが贈られました。ミカドはパンダのために庭を造ることにしました。庭師を任命してパンダのエサTAKENOKOを育てるために」とこんな感じです。
 ミカドの絵柄が贔屓目に見てもSHO☆GUNだったり、パンダが食べるのはタケノコじゃないし、タケノコといってるけど、育っているのは竹だし、庭師はベトナム人風だったり・・・。欧米人の想像する素敵なオリエンタル・ジャパンワールドを堪能できます。でも、デザインはかわいい、フィギュアも悪くないでき、タケノコがニョキニョキ育っていくのは楽しめますよ。

 



パンダ(中国産)

 ゲームは貯水池、庭師、パンダだけのところからスタート。土地パネルを置いて庭を広げて、水路を延ばして灌漑すると竹がニョキ!っと生えてきます。庭師を誘導するとさらに竹がニョキニョキっと伸びるので、パンダを導いてあげると竹をムシャムシャ食べます。土地の造成、竹の生育、パンダが食べた竹の量で、勝利点をゲットして勝負を競います。
 詳しいルールは「浅く潜れ」さんを参考にしてください。






 そんなわけで感想戦をざっくり。メンバーは机、M、Tの3人。全員初プレーの手探り状態でスタート。とりあえず、土地を拡張するけど、水路を引かないから竹の成長をがかんばしくない。手の進みが遅いかなと思っていた序盤。

序盤の図

 庭が段々出来上がってきた中盤。天候ダイスで恵みの雨が降りました。いっきに竹がニョキニョキ生えてきた!竹の成長カードでポイントが入ってきます。ここからゲームの展開が加速を始めました。机とMは竹の成長でポイントを取りに行きます。Tさんは目的カードの勘違いという痛恨のミスで、波に乗り遅れてしまいました。

中盤の図


 終盤になると、狭い庭(一般的な展開では土地はもう少し広いみたい)に手がつけられないほど竹が成長。伸びきってしまいました。この竹を使って勝利点を稼ぎたいけど、同じ行動を二度とれないというルールのおかげで、行動選択に悩む展開が増えてきます。「うーん、悩ましい」と呟くMさん。まったく同感で、ゲームが面白くなります。このゲームのポイントの一つになるルールですね。

終盤の図


 さて、この時点で、ポイントの高い目的カードを集める作戦にみえるMさんに対し、中難易度の目的カードを集めてポイント集める机。目的カードを規定枚数集めると、ゲームが終了の合図、「ミカド」登場となります。同じ枚数に並ばれるとMさんに負けてしまうので、机は目的達成を急いでゲームを終わらせることにしました。みんなで同じ庭をつくって、みんなで育てた竹で勝利点を稼ぐというルールもまた一つのポイント。このルールを生かして、他人の育てた竹で勝利点をいただき、自分はパンダを動かしてパンダの勝利点をいただく。机は、高得点ではないけれども、展開を速くできるので、ゲームをさっさと終わらせることができる作戦に出ました。

 結果、机48点、Mさん38点、Tさん32点で、机はMさんに追いつかれる前に、逃げ切りに成功しました。
 今回の反省点、実は写真の右下から庭師は動いていません(誰も動かしていません)。机は庭師の使い方の要領が分からず、動かすことができませんでした。もう少し土地をひろげ、この庭師を上手く動かせていけば、ゲームの展開はもっとエキサイティングに変動していったのかもしれないです。次回は庭師を積極的に動かしてみたいですね。
 あと、目的カードで思ったこと。庭の造成と竹の育成は、共通の庭で目的を達成して、ポイントを手に入れられます。しかしパンダに食べさせる目的達成だけは個人プレーになります。このパンダの分で差をつけるのも勝負の分かれ目の一つになるのでしょうか。パンダの目的カードが机は3枚、Tさんは1枚で6点差ぐらいあったはずです。ミカドのポイント合わせると、ほぼ勝敗を決めたポイント差になってます。

 終わりに、この「TAKENOKO」はルールが多くて説明が面倒な感じがするけど、始まってしまえば、難しいルールではないことが分かります。雨が降って竹が猛烈にニョキニョキし出すと、軽くテンションがあがってきます。やはり、ギミックでビジュアルを作るゲームはこういう部分がたのしいですね。運の要素も強いのですが、行動の選択を悩んだりと、かなり楽しめるゲームだと思います。

 おまけに、「TAKENOKO」は2012年のフランスの年間ゲーム大賞を受賞した素敵ゲームです。さらに「世界の七不思議」を作ったデザイナーA.ボザの作品ということです。えぇ?「世界の七不思議」と全然違うじゃん!みたいなw

 2013/05/05、県立青少年センター、3人でプレイ、机龍之介

2013年5月6日月曜日

5/5の活動報告

 5月の「きゅうらく」の活動を報告します。

 5/5(日)、県立青少年センター リバース和戸館 第3和室で13~21時まで行いました。今回の参加者は計7人。午前中から、先行してゲームをしていた参加者の方もいました。皆さん、ゲーム好きです。

 主なプレイリストは以下の通りです。

・TAKENOKO

竹がニョキニョキ生えて、パンダがむしゃむしゃ食べる。

・呪いのミイラ(Fluch der Mumie)


ミイラと人間がボードを挟んで追いかけっこ。

・ブラフ(bluff)


サイコロを振って数を宣言、のるかそるかでダウト!

・フンタ(JUNTA)

すべての交渉が自由。暗殺、クーデターなんでもありで金を貯めれば勝利。
・クルード(CLUDE)
真実は1つ!じっちゃんの名にかけて名推理で殺人事件を解決してみせる。

・ラブレター(Love Letter)

・世界の七不思議(7 Wonders)


 個人的にはフンタが一番、笑えました。今回のゲームのうち、1、2本は簡単な振り返りプレイレビューを掲載する予定です。
 参加者の皆さんはありがとうございました。興味のある方は次回以降の参加お待ちしています。