「真実は一つ!」
今回は古典的な定番。推理ゲームのCluedo(クルード)でございます。
ある大富豪の屋敷に6人の男女が招かれました。
あるスキャンダルを告白するために6人が呼ばれましたが、
この大富豪は真相を激白する前に、殺されてしまいました。
6人の容疑者と6つの凶器 |
「犯人はこの中にいる!」
というミステリーの定番の状況設定で、
プレイヤーは6人の容疑者になり、
6つの道具から凶器を探し、
9つの場所から犯行現場を
特定することになります。
ちなみに私の持っている最新版のクルード。
説明書には、大富豪が失踪した!
「誰に」「どこで」「何を使って」
脅されて失踪させられたを当てろ!
みたいなことが書いてあります。
みんなの指摘通り、文章がもうアレですよね。
・・・・・えーっと、まぁ、なんか大人の事情なんですかね?
そうはいっても、半世紀以上前に作られた名作ゲームに
変な改変を加えてはいけません。
かつて発売された江戸川コナン版や金田一少年版は、
まだ理解できたけど、これはいけません!
と言うわけで、失踪ルールは興ざめなんで、
「誰が」「どこで」「何を使って」大富豪を殺ったのか?推理しろ!でゲームを進めます。
屋敷がマップになってます |
「6人の容疑者、6つの凶器、屋敷の中の9つの現場がそれぞれカードになっていて、その中からランダムに1枚ずつ抜き出してゲームから除外して「今回の事件の真相」を作ります。
残りのカードを全部プレイヤーに配って、ゲームスタート。各プレイヤーは手番になったら『容疑者』『凶器』『現場』を宣言します。手番プレイヤーが宣言したカードを持っているプレイヤーは、その人にカードを見せる。そうやって手番を繰り返していって、最初に真相を当てた人の勝ち。」
(引用元:俺viewさん)
持っていたカードが1枚だろうと、2枚だろうと「持ってる」とだけ宣言して
手札のうち、1枚だけみせればいいというのがポイントになります。
ちなみにプレイヤーがキャラクターの設定を演じ、
ロールプレイングしながら推理を始めるたりすると
屋敷の中は最初からクライマックス状態になります。
まずそれぞれ、犯行現場に移動して適当に推理を始めます。
今回は部屋にあったホワイトボードにそれぞれの推理と結果を書き出していきます。
刑事ドラマみたいな推理結果 |
その結果、ものすごい勢いで容疑者や凶器とおぼしきものが絞られていきました。
このとき、机は考えました。
3週目はない。これだけ、hitが出まくっているから、あっという間に真実はしぼられる。
しかも手番は2番目だが、「おれは真実に辿り着いたぞ。ふははは!!!」
自信満々で告発を始めました。
結果「アウト!」退場です。
2枚持っていても、1枚だけみせれば良いルールをすっかり失念して痛恨のミスを犯しました。
「じっちゃんの名にかけて真実は一つだ!」と宣言した自信はいったいなんだったのでしょうか?
手番2つ後のAさんも勝負に出ますがアウト。
2週目ラストのTAさんも勝負に出るが、
すでに容疑から消えている道具を凶器と断定する大チョンボで退場。
残りは3人で3週目突入。Tさん、Mさんと推理して、候補がグッと絞り込まれたところで、
Nさんが、告発して勝負を決めました。
私が告発で失敗しなければ、Mさんの手番がもう一度チャンスを得られたわけだから、
結果的に辛抱した方が勝率は高かったわけですね。
そう考えると推理ゲームとはいいながらも、
次の手番まで回ってこないかも・・・的な読みと、
絞られた候補の中でカンを働かせて博打に出る勝負所の判断が、
このゲームの醍醐味になるのではないでしょうか?
2013/05/05、県立青少年センター、6人でプレイ、文・写真:机龍之介
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